歌物録音第二弾、これは、やばいです。

倉橋ヨエコさんの「夜な夜な夜な」。

長いお付き合いの鈴木多加志くん、エンジニアの水谷勇紀さんからのご依頼。

大好きなお二人からのご依頼。しかし、、、正直、受けて良いものかどうか迷ったくらいの譜面です。

このキーとフレーズは鍵盤では何気なく弾けても、バンドネオンはそうはいきません。これは実際にこの楽器の奏者ではないとわからないと思いますが、、、、まじ疲労骨折しそうな動きです。

しかし、音楽的には、中高生の時にめちゃくちゃ好きだったゲルニカの上野耕路氏のようなアレンジの雰囲気を感じる部分もあって、とても好きです。また、ヨエコさんのインタビューの言葉にとても共感するところもあり。

八年間やってきて、一貫して言いたかったのは、人は自分の本当の気持ちをさらけ出すことによって、いろんな人と繋がることができる。そのことで生きていけるということです。	」
—倉橋ヨエコ（『Quick Japan』第78巻^[4]より）

「書かないと生きていけない」と言い切るヨエコさん、同感です。

というわけで、元のアコーディオンの音での打ち込みのフレーズを尊重しつつ、音域や和音の掴み方も制限があるのでなんとか弾けるように、そしてバンドネオンならではの雰囲気も出せるよう、全部譜面を書き直しました。

録音は８月１１日。それまで、毎日かなり練習しないと、、、、。とはいえ、やりすぎると手首や指を痛めそうなので気をつけないとな。

この曲は９月にリリースされるニューアルバムに収録予定です。

ヨエコさんの公式HPはこちら。