きっとみんなそれぞれ、この2年半いろんなことがあったと思うし、これからを不安に感じたり、何をどうしたらいいのかわからなくなったりしていると思う。私もそうでした。
昨日、レッスンをしてその後久しぶりにその後話をした生徒さんとの時間で感じたことを、どうしても書きたいと思います。長いけど笑お付き合いください。
おがわ食堂とは
うちのキッチンに食べたいものを持ち寄り、適当な料理をバンバン作りガンガン呑みながら、言いたいことを言う。ただそれだけ。
しかも狭いので、限定1〜2名。
おがわ家には余計なものが何もなく、自宅であるのに非日常が味わえる妙な感覚が新鮮らしいです。
営利目的では全くないので笑、コロナ禍は閉店してました。
まずは、せんせえがレッスンを受けました
昨日は2コマ2時間を予約している生徒がいました。そして!午前中はせんせえはペーパー講習へ。
3時間の約束をまたしても40分もオーバーしての熱血なレッスンです。今回は車線変更、合流、車庫入れ、高速教習と、レッスン前にゴリゴリの申し出を教官の方にしました。そのほかにも、PASA内での動きや、カーナビアプリのこと、いつ頃から車の運転は上手くなったかとか、コツはどうやって掴んだかとか、もう、こんな生徒がいたら大変!と言うほどの質問攻め。
しかし嫌な顔ひとつせずに、ひとつひとつ答えてくださいました。そして一般道での実践に関しても、「今高速乗ったら完全に時間オーバーじゃん」と言うところを快く付き合ってくださいました。
講習後、ヘロヘロになりながらも、「ああ、本当にペーパー講習受けてよかった」と、心から感謝でした。そして、「なんて人の役に立つ職業なんだろう」とも思いました。
そうだ!午後からレッスンあるじゃん!私もそう思ってもらえるような、レッスンしよう!
そして、レッスンする側に
昨日の生徒さんは、最近メキメキとやる気を出した方でした。数年間のブランクで、「もう弾けないかも」などと言っていたのに、ここ2ヶ月、定期的なレッスンを再開したら音が変わってきた。
そのやる気と、午前中の素晴らしいレッスンの影響で、私も伝えることは全部伝え、なるべくわかりやすく、彼が何を求めているかを考えながら120%の密度でレッスンしました。
するとですね、いつもの、通常のレッスンよりも、納得度が確実に違うのです。彼のやる気のおかげもありますが、私のやる気も負けてないぞと。
で、2時間後、二人ともクッタクタに。
久しぶりのおがわ食堂です
とにかく疲れているので笑、駅前のスーパーに二人で買い物に行って簡単につまめるものと飲み物を仕入れます。ああ、これも久しぶり。コロナ前、いや、その前は忙しすぎてこういうことができなかったっけ、などと思いつつ。
しかし、レッスンのヒートアップが止まらず、練習の仕方や音楽のことなどを話しまくりました。
生徒さんは2年間、ほとんど家から出ずに資格のための勉強をし続けていたそうです。
呑んで、話して、出てくる本音
でもね、何に向かって、なんのために勉強していたかわかんなくなっちゃって。
いやーせんせえも、フランス行く前は一日5時間も6時間も練習してたけど、、、なんのために練習してるんだか、わからなくなってたよ。
でも、リスク覚悟でフランス行って、変わったんだ。
結局、何かを突破していかないと、動いていかないってわかった。
車だって、一生乗らない、人生で絶対関わらないって思ってたけど、そういうものにチャレンジしていると、嘘みたいにいろんなことが変わってくる。
今、バンドネオン一生懸命やっていい顔してるじゃん、だからその顔を見た誰かが、きっとまた、いい仕事運んできてくれたり、楽しい誘いを持ちかけたりするんだよ。
コロナ禍は大きな分岐点だった
これで挫けて、ダメになるか。
怖いけど、不安だけど、こういう時だからこそチャレンジするのか。
それを迫られてる気がする。がんばろうよ!ね!
生徒、泣いてるし。でもめちゃくちゃいい顔してるし。
「こういうの、久しぶりですねえ、、、、、、、必要ですね、、、、、」
そう?せんせえ、いいレッスンできたかな。役に立てたかな。楽しかったな。
120%でいけ!
自分が、素晴らしい講習を受けた。そして、自分も良いレッスンをしようと思った。
その気持ちって、確かに通じるんだなと思いました。
仕事は120%でいけ。普通にできてる、じゃあ、相手に気持ちは伝わらない。それを超えた時に、インパクトが訪れるんだよね。その部分が初めて「仕事」になるんだと思う。
4回受講したペーパードライバー講習で、レッスンをするということ、に対しての学びもたくさんいただきました。本当にすごかった。
ペーパードライバーの皆さん!講習を受けるなら、ぜひ、サワムラガクへ!おすすめです!
私はこの本を最初、読みました。めちゃくちゃためになりました。
おがわ食堂的な、もの
きっと、不定期で、ざっくりしてて、気を遣わない、だけど本音が言える場所って必要なんだと思います。まじめでもなく不真面目でもない、聞いてないのかと思うとちゃんと聞いてるとか、料理のテイストがバラバラとか適当すぎても、いいんです。
こうじゃなければいけないとか、せんせえと生徒の垣根とかもない。でも指導は生徒が納得するその先まで、そう、サワムラガクの教官のように、感動するくらい、やる。
その対極にあるのが、おがわ食堂的な、自由さなんだよなあ。
先生、としての自分
とにかく、昨日は気持ち良いほどの全力投球ができ、そしてそこまですれば人の心に何かを届けることができると感じました。
「先生」としての自分をあまり考えたことはありませんでした。でも、昨日のことで、「生徒に心から喜んでもらうこと」ができるのが、先生なんだなあ、とつくづく思いました。
まあ、なんでも仕事はそうですね。うん。
レッスン、がんばろ!
というわけで、レッスンページを新しく作りました。
こちらです。
せんせえも、本気出すぜ!!!