風を通し、想いを通わせる。失われた記憶、魂の時間。

コンサート・ツアー情報

今日はアコーディオン奏者・藤野由佳さんとのリハーサルでした。初めての音出しが、素晴らしすぎた。彼女との出会い、そして音楽についてレビューします。

アコーディオンとバンドネオン、似てると思われるのは何故だろう

写真を見て下さい。似てますか?笑。

コンサートの時「アコーディオンとどう違うのですか?」と聞かれるたびに、「全然違うよね、、、」と内心思ってしまいます。外観もシステムも、全く違う。

ただ、「ボタンや鍵盤をを押し、風を取り入れて中の金属のリードで音を奏でている」ということは、共通です。そのための蛇腹があり、内部には金属のリード、共鳴する金属板があり、音色も同系列です。ただ、「似て非なるもの」というのは、異なるものより大きく違う、と私は感じます。

私はバンドネオンを、由佳さんはアコーディオンを選んだ。

そこが、面白いところです。

藤野由佳さんについて

藤野由佳さんの公式HPはこちら。メンテナンス中につき、シンプルバージョンになっているということですが、ここから彼女のSNSなどにコンタクトできます。

私たちは初共演です。出会いをくださったのは、お互いが尊敬する事務所主催者の方。そして、由佳さんが私のライブに来てくれたのは今年に入ってからでした。

そして同じ時期、私も由佳さんの動画を送っていただきました。

これはやばいぞ。と。この人の音楽を、もっと知りたい。そう思いました。

実は彼女は以前、私と同じエリアに住んでいて、お気に入りのスーパーが同じだったり笑、色々と共通点があったことを後で由佳さんから聞いてびっくりでした。

自分自身の音楽を奏たい

初めて一緒に音を出したのですが、由佳さんはバンドネオンと私に合うオリジナル曲を、丁寧に選んでいてくれました。

由佳さんはアイリッシュ音楽をアコーディオンで演奏し始めたということですが、今ではオリジナル曲を中心に演奏活動をされています。

「最終的にはカバーではなく、自分の音楽を表現していきたい」

日本ではバンドネオン=アルゼンチンタンゴというカテゴリーが強すぎて、もがいていた時期もありました。アイデンティティーとなる音楽を学ぶことは必要ですが、本来音楽家は自由な立場であるべきです。自分の音楽を突き詰めたいという想いは、海外で活動する前まである意味、封じ込めていた部分もありました。そんな話も、気兼ねなくできました。

そして、彼女の音に、鳥肌が止まりませんでした。

ライブの内容

1部:小川お話とソロ×アルゼンチンとフランスでの写真のスライドショー

2部:由佳さんソロ、デュオ

演奏するのは私たちのオリジナル曲中心です。

古いアルゼンチンタンゴも交えますが、ジャンルを超えて、ただ、自分達の音を演奏します。由佳さんとの演奏は、押し付けがましいところはなく、ただ自然に、揺蕩う。それがとても気持ちいい。でも深いところで繋がっている感じがあって、身を委ねられる感じがします。

バンドネオン、アコーディオン。

小川紀美代と藤野由佳。

果たしてどんな演奏になるのでしょう。皆さんにぜひ、共有して欲しいです。

お問合せ・ご予約

今回は24名限定ライブです。

エルチョクロは古い日本のお家を改装した、居心地の良い会場です。その空間を贅沢に使わせていただきます。お早めのご予約を、お薦めします。

お問合せ・ご予約は、エルチョクロまたはこのブログのcontactページにてお受けしています。

土曜日の午後、ふたつの手風琴が皆さんをお待ちしています。

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