自分は生きる力、というか、なんだかよくわからないパワーが結構ある方だとは思う。
でも、１０代、２０代の頃はそのパワーをどの方向に向けていいのかわからず、闇雲に突っ走っていた。
そういう人間は、堕ちるスピードも早い代わりに一度、方向を見据えたら必ず、這い上がることもできる。
カオスから抜け出すには、「闘う力」が必要だ。
他でもない、自分自身と。
舞台の袖から共演者たちの背中を見ていて、時折、涙が込み上げてくることがある。
演奏することにはとてつもないパワーが必要だし、適当に流しているようなパフォーマンスからは感動は生まれない。
でも、昨日のコンサートでは共演者の一人ひとりに、熱い熱いエネルギーを感じた。
ついさっきまで楽屋で女子トークしてた２２７のたまちゃん、ゆきちゃん。
不調を抱えながらも精一杯演奏しているよねさん。
そして、毎回共演するたびに成長し、凛として美しいかりんちゃん。
そして、私も。
２２７の名曲「闘う者たちへ」を聴きながら、今日のこの一日が本当に、奇跡のように訪れた気がしたのでした。
会場には満席の女子大生さんたち。
あの頃の自分を振り返ると、反省と苦笑いしかないけれど笑。
みんな精一杯生きてる。
そして、歳をとっても、シワが増えても、物忘れがひどくても笑、
人生は美しい。
だから、きっと大丈夫。
そう、あの頃の自分に、言ってあげたい。
サンドアートコンサート＠昭和女子人見記念講堂にて。
