表現するひとは、「エゴイスト」である。
言いたいことが山ほどあって、好きなこと、興味のあることが溢れていて、自分は人とは違うと思っている。
ハマったら周りも見えなくなるほど没頭し、集中する。
それがあるからこそ、芸の道を進むことができる。
時に人を傷つけ、自分自身もボロボロになっても、表現することをやめられない。
そうやって、生きてきた。
そんな自分を「エゴイストである」と自覚し、達観できた時にやっと、「表現者」になるのだと思う。
磨いてきた芸を自分のエゴや欲望だけではなく、それを通じて何かを伝えようと考えるようになった。
伝えることで、そこにいる誰かが笑顔になったり、幸せになったり、涙してほしい。
その時間を共有することで、少しでもお互いの人生が豊かになったらいいと思う。
「音楽」をツールとして「自分」を伝える。
その自分は、自分だけで生きてきたわけではないと気づくこと。
思えば、波瀾万丈な人生を送ってきていると思う。
でも、どん底を経験しなければ、そこから這い上がる経験がなければ、伝えられないこともある。
そういう意味で、いい人生だと思う。
今回のツアーでは、それぞれの会場で来てくれた皆さんと素晴らしい時間を共有できたと思う。
そして、企画運営してくださった方々は長年のお付き合いとなっている。
みんなの人生と私の人生。
それぞれが重なり合って、熟成していくのを感じた。
猛暑の中の一週間のツアー。
毎日が新鮮な喜びでいっぱいの日々だった。
出逢った全ての方に、心からの感謝を込めて。
Youtubeに旅のあれこれを短い動画にしてまとめています。
写真は最終日、鈴鹿・ユリカゴノナカにて、映像の荒木紀裕さんとのショット。
photo by Nonoko Sato

