人の手で創る、血の通ったコンサート*海老名おやこ劇場コンサート@海老名文化会館

コンサート・ツアー情報

先日、かなりショックな言葉を聞いた。

動画は無料で見られるし、何万曲もの音楽がサブスクで聴ける。

だからわざわざ、コンサート会場に行く人は、時間とお金の余裕のある人だけだ。と。

みんな、「忙しい」のだと。

本当にそうだろうか。

そう考える人は、コンサートで「感動」したことがないのだと思う。

昨日は海老名文化会館でのコンサート。

主催は「海老名おやこ劇場」のお母さんたち。

小さいお子さんを抱えての毎日は、本当に忙しく大変だと思う。

でも彼女たちは、このコンサートを企画することで、子どもたちだけではなく自分達の学びにつながっているという。

気になる奏者の現場に足を運び、実際に見て聴いて依頼をすることから始まって、コンサートの前には「事前交流会」もする。

そこで親子で次の公演の内容や、奏者自身の話を聞き、それをまとめ、みんなで話し合う。

子供達も楽器について調べたり、そこで聴いたお話について考える。

その時間こそ、かけがえのないものになるのだと思う。

コンサートには約200名のお母さんと子どもたちが集まってくれた。

ここまで準備するのは、本当に大変なことだと思う。

楽屋には心のこもったお弁当が準備されていた。

おにぎり、おかず、フルーツにデザート、、、それぞれ手分けして持ち寄ってくれたもの。

出来合いの楽屋弁当では感じられない、家庭のお母さんの味。

細やかな気配り。

コンサートは、奏者が演奏するだけではない。

演奏前のお心遣い、会場の雰囲気、みんなの反応、、、、全部が合わさって、一つの「コンサート」になる。

乳幼児から小学生、中高生からコンサートに参加し始めて今は就職した子など年齢層は広い。

小さい子は身体を揺らしたり、私たちの質問に元気に答えたり。

大人しく、いい子にしている必要はないという雰囲気が、とても自然で良いのだ。

コンサートの最後に、みんなからプレゼントをいただいた。

一人ずつステージに上がってて渡してくれた。

事前交流会でバンドネオンのことを勉強して、一種懸命折り紙や絵を作ってくれた。

中にはかなりアートな作品もあってびっくり!

終演後、皆さんから感想の言葉をたくさんいただいた。

話は尽きない。

なんと、93歳の女性がおやこ劇場さんに入会し、コンサートに来てくれたという。

車椅子で、娘さんに介助されながらの来場。

「私たちが若い頃は戦争で行きたいところにも行けなかった。今日はいい音楽が聞けて、本当に幸せ」

涙を浮かべながら話してくれた。

人の手で創る、血の通ったコンサート。

それは、平和へと続く道。

この国未来を担う子どもたち。

お母さんたちの笑顔。

「忙しい」で片付けてしまう毎日を、支えあって学び合って一緒に前に進んで行きたい。

楽しみながら、いろんなことをちゃんと自分の頭で考えられる未来を創る。

そんなおやこ劇場の皆さん、そして素晴らしい演奏をお話をしてくれた共演者のチェロ・三間早苗さん。

みんな、大きなファミリーなんだと思ってる。

そう思えることを、心から幸せに思います。

ありがとう。

感動的な1日でした!!!

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