おやこ劇場、子ども劇場と呼ばれる団体を運営するお母さんたちと数年前から関わらせていただいています。
単なる娯楽、子ども向けではない社会的な意味を持つ演劇やコンサートを企画し、子どもたちと共有することで一緒に色々なことを考え、孤立しがちな子育ての中、自分達も成長していこうという素晴らしい女性たち。
私自身も皆さんと関わる中で、様々な学びを得ています。
7月には海老名市民会館でコンサートを企画して頂いていますが、いつも事前交流会で子供達、お母さんたちと触れ合う機会を作って下さいます。
「どうしてバンドネオンを選んだの?」
「どうやって勉強したの?」
「小さい頃はどんな子どもだった?」
「外国の人と、どうやって仲良くするの?」
私もみんなに、伝えたいことがたくさん、ある。
「子育てとは、未来をつくる仕事」
戦争や各地での紛争のニュースが絶えない今、子どもたちもたくさんの疑問、想いを抱えていると思います。
情報は氾濫し、その中から何を選び取るかを常に迫られる。
ネット上では価値観の似た者同士が集い合い、余白を狭め、異論を許さない。
物事を多角的に俯瞰するということが難しい世の中で、「人間らしさ」「信頼関係」を文化芸術を通して取り戻したい。
子ども劇場の皆さんの活動は、とても有機的で温かく、そして、強い。
その時代の空気に流されることなく、根源的な「人間の尊厳」「美しさ」を描いた作品と出会っていきたい。
意見や考えを一つに絞っていくことではなく「どのような世界を共に生きたいか」という理想を共有すること。
今まさに、日本、フランス、アメリカのメンバーのツアーの企画を進めながら、私も同じことを考えています。
文化や考え方の違う人間同士、どうしたら想いを共有し、前に進んでいけるか。
以心伝心、言わなくても通じると思っているのは日本人だけだし、感情論は通じなくても論理的に誠意を持って伝えれば納得してもらえることも彼らから学びました。
そして、壁を乗り越えるのは結局、人間臭さと熱い想い、そしてそれぞれに対する敬意しかない。
人種は関係ありません。
私にとって、「音楽」という羅針盤が「魔法の杖」となって導いてくれていると信じています。
そのことを、子どもたちと話すのが今から楽しみで仕方ありません。
世の中で起きていることを、今すぐ変えることはできない。
でも今、自分が変わることはできるんです。
子どもも大人も、自由で自然なつながりが作りにくい社会だと言われています。
でも!
この時代に生きていることは、しっかりものを考えるチャンスなのかもしれない。
皆さんの活動を、心から応援しています!!!
お会いするのが今から楽しみです!!!
*文中、いただいた会報からの皆さんの言葉を引用させて頂いています。

