私自身、「子供の頃に周りに話せる大人がいたら」全然違っていたかもしれない。と思う。
最近、学校での授業を依頼していただくことが増えた。子供達のことを本気で考える、おかあさんたちの団体からも声がかかる。
平均して良い成績の普通の子がえらい。という考えからが少しずつ変わってきてる。
花鶴小学校にはいるとまず、金子みすずの「みんな違って、みんないい」の詩が掲げられていた。
学校の空気が、柔らかい。
生徒達はとても賢いけれど、子供らしい可愛さが溢れている子が多いという印象を受けた。
でもね、6年生ってきっと、もう心は大人で、いろんなことに迷ったり悩んだりする時期なのだ。
私は、そうだった。
授業は45分。
バンドネオンの説明から始まって、音楽家という職業について。みんなの将来の夢を聞いたり、意見の交換もした。
がんの告知と治療を経て、生き方が変わったこと。
みんなも1日1日を大切に、出会いを大事にして欲しいこと。
まずは、好きなことを精一杯していたら、苦手なことも自然とできるようになるよ。
世界が広いってこと、本当は大人がまずは知らなきゃいけない。
今悩んでることも、外に出たら、とても小さなことなのかもしれないって思えたら。
授業終了後、なぜか「サインしてください!!」と折り紙を手に群がるみんな笑。超可愛い!何十人にサインしただろう。
この授業を提案してくれた恵子先生とはボリビアの空港で声を掛け合って知り合った。

15年を経て、こんな素晴らしい経験ができるなんて奇跡だと思う。
あの時のコンサートも終演後、ボリビアの子供達に取り囲まれたっけ笑。
授業の感想をみんながいっぱい書いてくれた。

嬉しい。
今日の午後はゆっくり、みんなからのお便りを読もう。
Life is a journey
恵子先生からいただいた、素敵なカード。

みんなにもいっぱい、旅をして欲しいな!
ありがとう!


