先日お墓参りしたお寺で、自分に言われているような言葉を見つけた。
「才能の差は小さいが、努力の差は大きい。継続の差は、もっと大きい」
私は音楽の英才教育も受けていないし、独学で勉強してきた。
家族には音楽家は1人もいないし、子供の頃は音楽に触れることすら禁止されていたという特殊な環境だった。
そんな中で、なぜ、音楽家を職業に選んだのかは自分でも謎だ。
人生の岐路で、突き動かされるように選択を続けた結果が、今でしかない。
でも一つ言えることは、「音楽がなかったら生きてこれなかった」ということ。
好きなことを仕事にするというのは、一見、素晴らしいことのように映る。
先日、ある本に書いてあったけれど、「そのために、どれだけ自分の人生を犠牲にできるか」という一言に尽きる。
好きだから、できる。
でも、それを継続することはとても難しい。
人並みの幸せ、という観念を捨てる覚悟がいるからだ。
だから、私たちの演奏料は、その演奏時間の対価ではなく、人生で音楽に費やしてきた時間全てに対する報酬、と言える。
それは、芸術全般に言えることだと思うけれど、特に日本では、そういう観念は薄いように思う。
好きなことを仕事にする=遊び、良いご趣味、だという考え方だからだ。
でも、私自身は、この仕事を選んで本当に、よかった!と思ってる。
だから、努力する。
今日も、練習する。
あと1週間で最高の演奏ができるよう、今日も、頑張ろう!

