北海道ツアー10日目〜滝川から江別、フェリーで新潟へ、そして無事帰宅!〜

コンサート・ツアー情報

お世話になった滝川・興禅寺さんから江別へ。亡き友人・サックス奏者の木村昌哉さんのお墓参りに。昌哉さんのお父さん、寿之さんは私が来道するたびにライブに来てくれる。10年以上前、新宿ピットインでお会いして以来の長いお付き合い。昌哉さんとは生前、HPを更新してもらったり、そのお礼と称して呑みに行ったりと仲良くさせていただいていた。

こうして昌哉さんが育ったお家にいることが、奇跡のように思われる。

遺影の前でバンドネオンを弾く。「想いの届く日」昌哉さんに届いてるかな。

昌哉さんは咽頭がんだった。3年の闘病で天国へ旅立たれた。お父さんの寿之さんは大腸がんを経て2週間前前立腺がんの手術をされたばかり。でも、とっても元気!数日前の札幌のライブにも来てくれた。会うたびに元気をいただく「がん友」笑。ご家族で大きな病を経験されたとはとても思えない。むしろ、だからこそ、大きな学びを得て今に至ったのだろう。

ホルモン治療でおっぱいが大きくなってきた自分の肖像画とか、趣味のお部屋、なんとギルエバンスとの2ショット!!などなど。楽しい話は尽きない。

夏らしいおそうめんやスイカのランチをご馳走になり、お母さん手作りの雑貨をいただく。古い着物のリメイクでとっても素敵!

そして、、、昌哉さんのサックスをメンテのために東京に運ぶ任務をおおせつかった。KAZANE号に積み込むと、そこで昌哉さんが笑っているような気がした。

昌哉さんの魂と一緒に、海を渡る。

フェリーではいつも通り乗船一番に露天風呂へ。素敵な女性バイカーさんといろんな話をする。こういう出会いが、楽しいよね。

そしてついに、新潟上陸!

港で親切なおじさまが写真を撮ってくれた。昌哉さんのお母さんがくれたバンダナ、この季節にぴったり!愛用間違いなし!

年1で北海道に行けているおかげで、新潟に立ち寄ることができる。長年共演していたギタリスト・瀬賀倫夫さんのお墓参りが恒例になっている。今回はテレに新潟のタレントさんでもあった瀬賀さんの繋がりで仲良くしていただいているカメラマン・須藤さん、そして今は地元で農業女子としてばりばり畑仕事をしているまいちゃんと再会。

エビスビールが好きだった瀬賀さん。暑いから美味しいでしょう。

膵臓がんで旅立った瀬賀さんは、最後まで病院で演奏活動をされ、その様子は新聞でコラムとして掲載されていた。公式の最後のコンサートで共演し、力の限りギターを弾きつづける瀬賀さんに涙した。もう、17年も前になる。

奇しくもがんがらみのお墓参りが続いたけれど、これは偶然ではないと思っている。病気は大変なピンチだけれど、私たちはそこでかけがえのない何かを学び、人生を全うしていくのだ。私は今では、がんになったことをよかったとさえ思っている。終わりが見えた時、本当の意味で「生きる」とは何かを実感するのだ。それはとても、素晴らしいことだと思う。

名残惜しくも新潟を後にして東京へ。

本州に渡ってからは安心したのか眠気が。。。休憩をとりながら運転する。

そして、、、無事帰宅!

車中の荷物を搬出。なんとエレベーターのない4階の我が家まで8往復! 何十キロ運んだかな。

とはいえ、翌日は朝イチで生徒発表会。お土産でいただいた食料で簡単に晩御飯。秋に行く、北海道を思い出す。秋に伺う四国から届いたものも。

汗まみれでお風呂に入り、爆睡。

さて、これからタワーホール船堀での生徒発表会です!留守中頑張ってくれていた生徒と、良き会にしたい!!

タイトルとURLをコピーしました