物価高騰の折、日々のお買い物もなるべく安く、お得に。という毎日。
特にがん告知からは働くこともできなかったため、支出を抑えようと必死でもあった。
昨日ふと、以前通っていたスーパーに行きたくなった。
そのお店に行くと、季節が変わることが本当に嬉しく、楽しくなるような食材が揃っているからだ。
そのお店はチェーン展開はしておらず、戦後間も無くから地元に高品質で安全な食材を、という志のもと、個人営業されている。
厳選した食材を直接市場で買い入れてくるので、新鮮で本当に、美味しい。
そして当然ながら、激安スーパーよりもかなり、高い。
見るだけでも、、、と行ってみると、中に入るだけでも空気が違う。
よくみると、野菜なども確かに高いけれど、量が多かったり品質が良かったり、そういえばここの野菜は長持ちするんだっけ。と思い出した。
大好きで、以前からよく買っていた秩父のパン屋さんのバゲット。

ここのパンは本当に、美味しい。
ずっしりとした質感。
そして、、、、美しい。



伝統的な方法で作られている納豆。
これ1つで、200円かあ、と思う。
でも、、、大量生産の納豆を76円3パックで買うよりも、この納豆を3日に一度食べて感動したいと思う。

たかがお買い物。
でも、一つ一つ、宝物を買ったような嬉しさとワクワク感がある。
仲が良かった店員さんとも久しぶりに再会!
「元気だった?」「いやー元気じゃなかった笑」「私も色々あったよ〜」「この納豆、美味しいよね」
などと会話も弾みながらのお会計。
ものを買うというのは投票と一緒。
このお店に一票入れる気持ちで、応援したいと思う。
お金を支払って幸せな気持ちになるって、こういうことなんだよなあ。
ということで、うちの経済を見直したところ「晩酌を週一にして、このお店でお買い物したい」という結論に達しました笑。
例えばコンサートに来るのに1週間節約して、来てみた。
CDをお小遣い貯めて買ってみた。
ああ、行って良かった、聴いて良かった、幸せだなあ。って感じてほしいし、そういう仕事をしていきたいと心から思った1日でした。