処方箋薬局のおばちゃんに告ぐ

乳がんステージ0

明日から放射線治療が始まる。

治療後の皮膚のケアに使用する薬を、近所の処方箋薬局へ受け取りに行った。

「あら、あなた放射線受けるの?うちの母も受けたんだけどあれ、大変よー。皮膚が赤く爛れて黒くなってべろーんて。だってあれよ、被曝よ被曝。原爆受けるのよ、放射線治療って。火傷するんだから。ずるずるむけてくるわよ。大変大変。この薬、ちゃんと塗ってね」

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おばちゃんの母上なら相当なご高齢であろう。

がんがどの部位なのか、ステージはいくつなのか、皮膚のタイプでも症状は違うはずだ。

これから前向きに治療を受けようと踏ん張っている人に対して、こんな発言、するだろうか?

ちなみに日赤では長い時間をかけて放射線治療についての説明をうけた。

私の場合は照射量が少ないので、皮膚が赤くなってヒリヒリする、多少だるくなるくらいで済むだろうということ、それでも100人に1人くらいの確率で起こりうるリスクもちゃんと話してくれた。

手術の時もそうだったけれど、医師も看護師も、確定していない必要以上の情報は決して口にせず、明るく接してくれた。

でも、何か起きたら速攻で対処してくれる体制を整えていてくれた。

だから信頼できる。

これから受ける治療で何が起こるかは誰にもわからない。

だからこそ、前向きでいなければ。

もう二度と、あの薬局には行かない。

改めて日赤医療センターのみなさんの意識の高さと道徳感に感謝した1日だった。

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