レシピとは、他人の物語である。

日々想うこと

角膜炎で寝込んでいた1週間、このPodcastにはまっていました。

‎Apple Podcast内の土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポッドキャスト
‎アート · 2024年

私は料理する時、レシピはほとんど使いません。今、家にあるもので何ができるのか考えるのが楽しいし、そもそも使っている調味料の種類や気温、道具、そして自分の好みでレシピは変わると思うからです。

その代わり、料理本を見るのは大好きなのでよく読んでいます。だから、常識的なことはわかっているつもりです。その上で、自分のやり方を考え、好みの料理を作るのが、楽しいのです。

土井善晴先生もおっしゃっています。

「レシピ通り作っても、美味しいものはできない」と。

「レシピとは、よその人の思い出や物語」に過ぎない。

私は自分で作曲をします。そしてそれを演奏することが好きです。なぜなら、「自分自身の」物語を表現したいからです。

「よその人」が作ったレシピを上手に真似して伝承することも大事なことだと思います。でも私は、自分の味付けやアイディアを考えている時が一番楽しい。

たくさん学んだ知識や自分自身のレシピさえ、忘れてしまいたいと思うのです。

「土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポットドキャスト」

本当に面白いしためになる!

超おすすめです!

土井善晴先生の本でこの本が大好き。

美しいってどういうことなのか。生きていく上で大切なことはなんなのか。読んでいて、心が喜ぶ本です。

寝込んでいたので、レンコンのぬか漬けがうっかりめちゃくちゃ酸っぱくなっていました。ふと思いついて、卵やツナに刻んで混ぜてマヨネーズであえてみたら美味しいタルタルソースになりました。

酸っぱくなった糠漬けは、私の、物語。

それを美味しく食べた時、心がほっこりしました。

音楽も料理も、同じです。

来週からは動画制作に復帰するぞー!

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