良い方ほど天国へ旅立つのが早いというのは、本当なのかもしれない。
最近、よくそう思う。
コロナ禍、全くの失業状態の時に茨城のご自宅件ギャラリーで、ちいさな演奏会を開催してくれたこと、忘れられません。
郡山の・ちいさな森の和美術館館長の大島和子さんからご紹介していただいた、田中可伸さん。
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たくさんのお弟子さんたちに囲まれて、美味しいご飯をご馳走になったり楽しい時間を過ごしたことで、どんなに救われたことか。
蛇腹楽器やタンゴがお好きで、自らの作品にもピエロがモチーフとしてたくさん描かれている。
青と黄色の色彩がとっても印象的な絵画の前で、バンドネオンが大好きだった可伸さんに音楽のプレゼントを贈った。
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聴いてくれてるかな。
きっとその辺で座って、ニコニコされているんだろうな。
思いの外賑わう銀座のギャラリー・ソレイユで、演奏後、画家の方々とたくさんお話をした。
楽しいこと、賑やかなことが大好きな可伸さんの遺作展に相応しく、和やかな空間だった。
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「ご自宅へ伺うと、長居して行きなさいよ〜」っていつも引き留めていたらしい。
ギャラリーの方にお茶やら美味しいどら焼きやらいただいて、長居しまくりました。
この時間は、きっと、可伸さんからの、プレゼントなんだろうな。
天国でゆっくり、休んでね。
みんなを見守っていてください。
ご冥福をお祈りします。