長津田みどりアートパークホールでの映画”Pichuco”&トークコンサート。
演奏前、映画上映中に、溜まりに溜まった事務仕事を片付けてしまおうかとも考えたけれど、大きなスクリーンでこの映画をどうしても観たくなった。
日本語字幕版を制作したのでもう、何十回と観ているというのに、毎回、泣けてくる。
先日観た映画”ZAPPA”も、素晴らしい映画だった。
タンゴ、ロック?関係ない。
結局言っていることは、同じ。
仕事のために魂を売るな。
全ては、音楽のために。
技術でも、知名度でもなく、
ただその音で、人の心を動かせるか。
観てよかった。
事務仕事に追われた後に演奏をするなんて、しなくてよかった。
映画の感動の余韻の中からの演奏は、なんだかとても心が震えた。
ブエノスアイレスの風景、トロイロの事務所、フランシスコやガブリエル・ソリアさんがタンゴについて語る時の嬉しそうな顔。
そして2018年にフランシスコと共に日本にやってきて、ツアーを共にしたトロイロのバンドネオン。
2018年Project Pichucoの公式HPです。
この映画を作るとき、みんなで集まって一つ一つの翻訳について熱く話し合ったこと。
全てが走馬灯のように思い出された。
この会場は収容人数は350人くらい。
マイクを使うことを予定していたけれど、生音でゴリゴリに演奏しました。
素晴らしい映画、音響の良いホール、そしてお客さまもとても熱心な方が多く、CDもあっという間に売り切れ。
このイベントはヒラルディージョ事務局の主催です。
代表の大森さんと。
長いお付き合いです。
大森さんは、11月のツアーの東京、横浜の舞台監督。
色々と細かいところまでアドバイスをいただいたり、宣伝にも協力してくれています。
そして!なんと、8人乗りのバンでのツアーのほぼ全域のドライバーも引き受けてくれました。
彼抜きでこのツアーは語れない。
ありがとう。
そして、ブエノスアイレスのフランシスコとマルティン監督に、最大の感謝と敬意を。