ゆるっと楽に3曲を1日で。のはずが、結局全書き譜を作成、それを「さらっと」弾けるまで果てしないい時間をかけた数日間であった。。。
「唄と同時進行し、かつ、いい感じで合間に活かせるフレーズを、一緒に引く時は唄のメロに被らないように。バンドネオンらしさも忘れず、両手で対位法的に動きがあるって息の長いフレーズ。即興的な要素も含むとより良い。」
単音のフレーズと二声で動く部分があるので音の性質の違う2台のバンドネオンを持参。KAZANE号のおかげで今は楽ちんです。
バンドネオンは蛇腹に制限があって、押し引き異音で配列がランダム。その上での上記オーダーは、奏者ではないと身に染みてわからない地獄なのです。。。
準備8割、現場2割。努力の甲斐あって納得できるフレーズが弾けた。ふんわりボーカルを聴きすぎると寄り添いすぎて一緒にふんわりしてしまうので、音量下げてクリック重視で。
ゆるっと楽に、どころか汗まみれ、書き直しの消しゴムカスまみれの録音。やっぱり、時間かけて色々考えると、いいものになる。
ほっとするのは束の間、次のボーカル録音はかなりハードなことになりそうです。こちらもアコーディオン譜面をまず、バンドネオンで弾ける譜面に書き直すことからスタート、しかも、キーがエグい。まともに弾こうとするとまじで指が疲労骨折しそうな音列です。かなりの練習が必要と見た。
しかし、困難なオーダーになればなるほど燃えるのは、やる気が溢れる人なのかどMなのか。自分に対する超Sともいえます。
その後に控えているのは無調の現代曲笑。
受けて立ちましょう。
熱い夏になりそうです笑。