昔からのものを受け継ぎ、そこから新しい発信をする。そのことで、古いものを古いままにせず、その価値を良い形で再発見できるのだと思います。
だから私は、古民家が好き。
バンドネオンが好き。
それをただの「骨董品」として愛でるのではなく、今、活かしたい。
古民家もバンドネオンも、メンテナンスが必要。
でも、作りがシンプルで素材が頑丈、何よりそこに、長年の物語があります。
先日、入間の古民家スペース「遊喜」にて、オープニングイベントとして映画”Pichuco”上映会&ミニライブを開催していただきました。
企画してくれたのは、バンドネオンの生徒の西澤雄樹君、そしてそのご家族です。
おばあちゃんのお家だったこの家を復活させるには、水回りや電気系統、掃除、整理、もう本当に大変だったと聞きました。
当日も、新しく用意した照明の設定をしたり、上映会の準備をしたり、西澤君大活躍です!
そして、、、この日、入間市に住むもう1人の生徒さんから持ち込まれたこのポスターを壁に貼りました。
2018年、トロイロのお孫さん、フランシスコが持ち込んだ、ブエノスアイレスでのトロイロに捧げるコンサート。出演者には現地のマエストロのお名前がずらり。ここ数年でお亡くなりになった方もあられ、感慨深いです。
トロイロの楽器を携えての日本ツアー、懐かしいです。
#日亜修好120周年記念公演~タンゴの偉大なるマエストロ、アニバル・トロイロへのオマージュ~「Encuentro con Anibal Troilo 2018」
https ://bnproject.wixsite.com/pichuco
改めて映画”Pichuco”を観て、「音楽家の魂」を感じました。やっぱり、泣きました。そして、あの、バンドネオンを演奏させていただいたことに心から感謝しました。
トロイロのバンドネオン。そしておばあちゃんのお家。
私たちは大切なものを受け継ぎ、そしてまた、そこから新しい発信をしていきます。
最後に、日本での上映会&コンサートに快く承諾してくれた、フランシスコと監督のマルティンに感謝を込めて。
Muchas Gracias, Martin y Francisco !
con amor💖
9月は長津田みどりアートパークホールにて、上映会&トークライブやります。
ぜひお越しください!