いつもなら病院にいて放射線治療を待っているこの時間、ゆっくりと家にいることが嘘みたいに思える。
20日間。
年末もお正月も病院に通った。
途中、副作用と思われる体調不良で危なかったけれど、1日も休むことなくやり切った。
自分を褒めてあげたいと思う。
がんの治療は身体的な苦痛ももちろんあるけれど、一番は「心」をどう前向きにできるか、だと痛感した。
大人しく寝ているだけでは、病は良くならない。
昨日は放射線技師の先生や看護師さんなどみんなと固くハグして別れた。
巨大な機器から目に見えることなく照射されている放射線。
治療を受けるときには痛みも感じないけれど、身体にはレントゲンの何十倍もの放射線が照射され、日に日に皮膚は赤くなり、痛みや痒みが出てくる。
一体どうなっちゃうんだろうという不安の毎日。
吐き気や眩暈、動悸など、これが果たして副作用なのか、いつまで続くのか、または単なる体調不良なのかも誰にもわからない。
だから、「心」を支えてくれるみなさんの優しさ、信頼感、明るさが本当にありがたかった。
治療を終えたのは嬉しいけれど、みなさんに会えないのはすごーく、寂しいです。
いろんな気持ちが入り混じって、涙が溢れた。
とはいえ、これで終わったわけではない。
実は、皮膚の炎症は治療が終了して1週間が山場でこれから進行していくらしい。
今までよりも保湿剤を念入りにつけ、痒み、痛みがある場合はステロイド剤を塗る。
体調も1ヶ月くらいは落ち着かないので様子を見ながら大事にすること。
肺に放射線が入り込んでいるので、それによる肺炎に気をつけること。
お風呂にゆっくり入れるようにはなったけれど、まだ皮膚を擦ったりはNG、温泉や入浴剤もまだやめた方が良いらしい。
次回は2週間後、皮膚炎が悪化していないかの検診を受け、その日に診断書を受け取ることになっている。で、がん保険に申請。
あとは、最初にがんの検査、告知をしてくださった地元のクリニックに報告に行く。
日赤とクリニックはデータを共有して連携してくれているので、とても安心。
先生に手術と放射線の成功と終了をお伝えするのがとても楽しみ。
まだまだ治療は続くけれど、ここで一旦山は越えた。
良き病院、素晴らしい医療チームに出会えたことに心から感謝です!
日赤医療センターのみなさん、本当にありがとうございました!
大好きです!!!!!
これからも、よろしくお願いします!!!!
