辛い時ほどいい音が出てしまうと言うジレンマ

乳がんステージ0

昨日は録音環境やマイクのセッティングなどのチェックのためにスタジオへ。

車で1時間半近くかかるので、今の自分の体調だとちときつい。

けど、何気なく録音テストしてみた音源を聴いて、ちょっとびっくりするくらい良い感じで、正直焦った。

毎日練習を欠かさずしてきた結果とも言える。

でも、もしやこれは、乳がん闘病中、放射線治療副作用バリバリでしかも肺へ転移の可能性、と言う最悪の状況である自分が出している「心の声」なのか、と笑。

そう考えると、がんですら芸の肥やしにしてるのか。

いやー、音楽家って業が深い職業なのだなあ。

まあ、環境を整えてくれたおかげ、とも言えるけれど、これはいい録音ができそうだ。

とにかく、遅れてきた副作用と思われる症状で吐き気、ふらつきがある中、バンドネオンを集中して弾いているときは全くそれらを感じない。

アドレナリンてすごいと思う。

人間は、どんなに辛い状況でも生きようとするのだなあと感心する。

本番の録音は放射線治療が終了する頃に開始予定。

それまでに、書き殴ったままの譜面を清書しておかねば。

そういえば先日、VolverをYoutubeにアップしたらフランスのミュージシャンが気に入ってくれたらしく「譜面がほしい」と言うメッセージをいただいた。

とても嬉しい。

でも私の譜面は、自分の頭にメモリーされている部分は書いていないので、しかもこのような状態でもあり苦笑、それでもよかったらプレゼントするよ、とお返事した。

整理整頓はゲリラの基本、とチェ・ゲバラも言っている。

今日は地道に作業しよう。

多分、譜面書きしている間も吐き気は感じないと思う。

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