奇跡の村へ

コンサート・ツアー情報

私の場合、「行きたい」と思える場所は、素晴らしい観光地でも、グルメでもなく、「会いたい人がいるところ」だ。

そしてそこは、本当の「ふるさと」でもあり、魂の「家族」に会いにいくことが何よりも嬉しい。

だから、私にとっての旅は、いつでも「人」のつながりで行く場所が決まる。

昨日は台風の合間を縫って、群馬県の上野村へ。

長年のバンドネオンの生徒でもあり、昨年この地でフランスのアーティストとの素晴らしいコンサートを主催してくれた、上原美穂ちゃんに、会いに行った。

2023年上毛マルシェにて

彼女は2ヶ月前、ガン闘病の末に天国へ旅立った。

幼い子どもたち3人を残して。

亡くなった方は決してお墓の中にいるのではなく、森羅万象に宿っていのだと、そしていつも私たちの心の中にいるのだと思う。

だからできるだけ、笑顔で見送り、時々賑やかに家族の元を訪れ、楽しい時間を過ごしたい。

彼女は上野村の自然の中に、生きている。

上野村の子供たちのこの村が大好きな理由は色々あるけれど、「人が優しい」と答えてくれた子がいたそうだ。

上野小学校の梯(かけはし)校長先生は、この村の太陽のような方だと思う。

梯校長先生、そして、音楽の佐藤先生と。

穏やかな笑顔の中にも、一本筋が通った強い信念を感じる。

この村での温かく、きめ細やかな先生たちのご指導で、子どもがとても子どもらしく、元気でかわいい。

昨日はただ、校長先生、音楽の佐藤先生などの先生方に会いに行ったはずが、サプライズでたくさんの子どもたちが集まってくれていた。

バンドネオンの響きは、真っ直ぐにみんなの心に届いたと思う。

情報に溢れかえる都市部でも、実際目の前で、この楽器の生演奏を聴くことはほとんどないだろう。

ネットやスマホでいくら動画を見たとしても、それは「知識」でしかない。

本当の「経験」は、その場に居合わせ時間を共有し、空気の振動で音を聴くことだと思う。

この村のみんなは、大人も子どもも、きっと自然にそれを感じている気がする。

上野村のみんな。

つねくん!

そして、一緒に行ってくれたみんな。

みどりちゃん&恵一さん
西やん、演奏も頑張りました!
もつ煮うどんに心を奪われているさとちん笑。

ありがとう。

忘れてはいけない、大切なことを思い出させてくれる場所。

うどん屋のおばちゃん。ここのうどん、激うまです!昨年のコンサートの協賛もしてくださいました。

上野村、大好きです。

また、来るね!

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