J.A.シーザー氏と焼酎を呑む日が来るとは!感無量!ファン丸出しです笑。
寺山修司氏が主催した「天井桟敷」で音楽、演出を担当。
「万有引力」というバンド名は、伝説の如く耳にしていて独自の世界観、この時代の熱量に強く憧れた。
実は、私がバンドネオンに興味を持ったのはタンゴからではなく、70年代のフリージャズやピアソラ、そしてECMの80年代のディノ・サルーシという流れでもあったので、昨日の予期せぬ!シーザーさんとの出逢いはもう、衝撃としか言いようがない。
この演奏の機会をくれたのは、写真家、美術家、アートプロデューサーでもある楠野裕司氏。
サンパウロから一時帰国されているYUJIさんは、ピアソラの来日公演の撮影や、シーザー率いる万有引力や舞踏の大野一雄氏のブラジル公演を実現した方。
「僕のパーティーで演奏してほしい」とメッセージを頂いて、ドキドキしながら伺った。
会場はとある会社の倉庫の2階にある秘密サロン。
先日、週刊エコノミストの「情熱人」という4ページぶち抜きのコラムに掲載された取材現場でもあります笑。
記者の大宮さんとは先日、フラメンコギターとバンドネオンのプライベートセッションを楽しみました。
パーティーのメンツは翻訳者、哲学者、役者、シンガー、舞踏評論家、週刊誌編集デスク、大学教授などなど。
そしてシーザーさん。
緊張しながらも思う存分弾きまくり、、、
「あなたが選んだのではなく、バンドネオンがあなたを選んだんだよ」
シーザーさんの言葉は感覚的で別の空間から降ってくるようでもあったし、それでいて深く心に染み込んできた。
演奏が終了してからは、久しぶりに大好きな三岳を一緒に呑んだ。
シーザーさんが好きなお茶割りで笑。
YUJIさんの素晴らしくおいしいお料理。
そして、シーザーさんと舞踏評論家の志賀さんに挟まれて、寺山修司VS 唐十郎の議論を浴びる。
ああ、なんて幸せなんだ。
バンドネオンを弾いてきて、本当によかった。
いやーもう、大変にオドオド、ドキドキ、ニヤニヤと相当に挙動不審なひとときでした。
これも全部、ご縁。
全ては巡っている。