この短い動画一本撮影するために、どれだけの時間と労力をかけてるんだろう。といつも思います。
譜面台がビジュアル的に邪魔なので暗譜。
時々譜面を見ずに弾いていると、「バンドネオンって譜面がないんですね」と聞かれますが笑、普通に、あります。
しかも、音を暗譜するだけではなく蛇腹の押し引きがあるので、そのポイントも同時に記憶します。
だから、暗譜はかなり手間のかかる作業です。
そして、立って弾くためには蛇腹のバランスや弾き方に工夫と、そして体力が必要。
一発録りなので、最初から最後までミスなく満足な演奏を録画するのは相当な回数のテイクを撮影することになります。
パンチインパンチアウトに慣れていると、この原始的なやり方にめげそうになります。
が。
これが、圧倒的な技術やメンタルの向上につながっているのです!!!
この夏、動画を撮り続けているのは発信だけが目的ではありません。
自分自身の演奏力や動画編集のスキルアップ、どこまで行けるか!のチャレンジ。
演奏動画だけではなく、編集を加えて自分の世界観をどうやって表現するかを考えるのもものすごく楽しい。
今回も最終的に準備した素材の中のほんの少ししか使っていませんが、全てここまで辿り着くために必要な作業だったなと。
前回でフリー素材のステキさに味を占めて今回も!と幾つもダウンロードしましたが、「蛇腹」に焦点を絞り、自分で撮影したいろいろな動きを加工してみました。
そして出来上がったのが、こちら!
蛇腹まみれの映像、楽しんでください😁❤️
バンドネオンを象徴する「蛇腹」は、それ自体が何か別の生き物のようでもあるし、私の肺と連動しているようでもある。
その息遣いは遠い昔から無限の未来へと、続いている。
壊れてしまった夢と共に。
撮影:西澤雄樹
撮影、録音MIX、ビデオ編集、作曲、バンドネオン演奏:小川紀美代
楽曲:夢のあとで/ 小川紀美代
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今回は生徒の西澤雄樹くんが撮影、録音を手伝ってくれました。
2人でいろいろなアイディアを出しつつの撮影は楽しい!
ありがとう!西やん!
しかし、せんせえのペースでの録音、撮影に1日付き合うと翌日寝込んでしまうらしく汗、定点撮影と録音は、セルフでやるのが吉かと。。。
一曲2時間、は、録音の現場では割と普通なので、これでもまだ妥協している気はするのですが。。。
自分がいかにガテン系奏者なのかを思い知る次第です。
実は撮影のために20曲、暗譜しました。
今年中にコンプリート、したいなあ!!!笑!!!
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