新潟から小樽には、新日本海フェリーで海を渡ります。
フェリーは翌日の12:00出港ですが、10:30までに受付を済ませる必要があり(夏休み時間)前日は港の近くに車中泊を考えていました。どこがいいんだろう?
情報は直接地元の人に聞くのが一番
色々探しましたがよく分からず、やっぱり地元の友人に直接聞いてみようと思い立ちました。
古い知り合いのカメラマン、須藤さんから「黒埼PAの第二駐車場がいいかも」という情報が。
なんと事前にPAまで偵察に行ってくれて「こんなところです」という写真まで送ってくださいました涙。
なるほど!ここはいいかもしれない!感謝です!
逆走注意!
第二駐車場は小型車両駐車場の先にあります。
実は以前、PAで逆走してしまったことがあり苦笑、この場合、第二駐車場に入れなかったら戻れないんじゃないか?出口に行かざるを得ないのでは?との疑問が。
ペーパードライバー講習の時に教官に質問したところ、「その通りです」とのこと。一旦小型車駐車場に停めて、第二駐車場が空いているか確認してから再度、向かった方が安心かも。とアドバイスいただきました。
よっしゃ!
黒埼PAに到着!
いい感じの綺麗なPAです。スタバもあります。
さあ、第二駐車場は空いているでしょうか?
結構車が停まっていましたが、なかなか良さげな木陰の場所が空いていました!走って戻り笑、車を移動。停めやすくて出やすい、ベストな駐車場に止めることができました涙!
本日の宿、ゲットです!
車をキャンパー仕様にして車中泊の準備
なんと、須藤カメラマンとPAで合流することに!到着を待つ間、車を開け放ってキャンパー仕様に組み立てます。
フラットにした車内にサラサラ冷感パッドを敷いてゴロンと寝転がると、、、稲のいい香り。高速に隣接しながらも、周りは一面田んぼです。
あああああああ、最高!ここは天国ですか!?
しばし、寝転んで休憩。本当に気持ちがいい!
この冷感パッド、持っていって本当によかった!他にも車内に日光が当たる時に楽器に被せておいたり、いろいろな用途に使えました。肌触りが良いので快適に過ごせました。
黒埼茶豆とノンアルビールで乾杯!
須藤カメラマン、到着。
新潟のギタリスト、故・瀬賀倫夫さんのご縁で、10年くらい前までよく新潟で演奏をしていました。テレビ新潟のタレントさんでもあった瀬賀さんのおかげで知り合った、須藤カメラマン。本当に久しぶりの再会です。嬉しすぎる!!!
黒埼茶豆とノンアルビールで、車に腰掛けて外呑み。茶豆が甘くて美味しい!
須藤さんにkazane号を紹介&その装備の説明。それだけで日が暮れてしまいました笑。
しかし須藤さん、N-VANを覗き込む顔が少年のようです。この秘密基地感は、男の子にはたまらないよねえ。うんうん。
「残った豆は豆ご飯にすると美味しいんだけどねえ」と須藤さん。そしたら、ご飯炊きますね!え?!車で?と、取り出したのがこの道具。バックパッカー御用達の「ヤザワトラベルクッカー」です。アルゼンチンにも持参して米、炊いていました。電圧も変えられます。低電力なので、車のサブバッテリーでもOK。
浸水30分、炊飯15分、蒸らし15分で美味しく炊けて、焦げ付きもなし。
四角いインスタントラーメンのサイズもぴったりで、何かと重宝します。旅の多い方には超おすすめ!!!
「美味しく炊けたら写真送ってねー」名残惜しかったけれど、車中でご飯タイムです。
もう一つ、ツアーにいつも携帯しているのが「リトルポコポコ」。マグカップ一杯分のお湯が沸かせます。めちゃくちゃ早く!そして、沸いたら止まってくれる、VIVA日本製です!!コイルを直接入れるより、安全です。本当に便利。名前もかわいいよね!
これでお湯を沸かして、フリーズドライの味噌汁をポイ。私はアマノフーズの味噌汁がお気に入り。美味しいです。
ちなみにこのSTANLEYのステンレスマグも、長年の相棒です。このサイズでぴっちり蓋が閉まるものってなかなかない。コーヒーを飲むのも、味噌汁入れるのも笑、めちゃくちゃちょうどいい。保温性もかなりあります。味噌汁を作っておいて蓋を閉めておけばこぼさないし、温かいまま。構造が単純なので洗いやすい。大好きすぎて、いつも持ってます。丈夫です。私は飲み口は取り外して、シンプルに使っています。
そして鯖の味噌煮缶。王道です。
缶詰に塩気もあるし、調味料なども使う必要なし。この鯖缶は味付けや量がちょうど良くて気に入っています。
これで混雑しているPAのレストランにも行かずに、車中で完結できます。
うめーーーーー!!!!
そして、家でも使っている充電式のランタンを使えば、キャンプ気分満載です。このランタンは白色、オレンジ色と切り替えができ、どこにでもぶら下げられるので重宝します。緊急の時など、このランタンからスマホの充電もできちゃいます。
やっぱり間接照明は、いいね。
サイドドアを開けて、網戸を装着。元々はバックドア用ですが、マグネット式なのでサイドにも問題なく使えます。チャックは内側からも開けられるので、超便利!この旅で大活躍してくれました。
黒埼PAのトイレは広くて綺麗です
食事も済んだことだし、早めに寝ることにします。ということで、トイレの偵察。
歯磨き、洗顔、食器はあらかじめ拭き取っておいて濯ぐだけにしておきます。
そして!びっくり!このトイレ、個室じゃん!水場も中についてます。遠慮なく上記の件を済ませ、腕や足を直接水洗い。半ば行水状態ですが苦笑、かなりスッキリしました。
就寝、そして朝焼け!
車内にプライベートシートを張り巡らしてシャットアウト。運転席と助手席は網戸にしましたが、手が入らない程度の隙間にしておきます。
ツアー中、本当にいい仕事をしてくれたのはこの、サーキュレーター。無印良品で随分前に購入して長年使い続けています。自宅でも大活躍、寝るときは弱にして窓を開けていると私はエアコンは必要ありません。
クリップ式のちびっこ扇風機は直接身体に。このサーキュレーターは車内の空気を循環してくれるので、ツアー中快適に過ごすことができました。
まあ、車中泊といえども家と同じ環境。プラス、周囲は田んぼでいい風もある。
トラックのアイドリングがうるさいと聞きましたが、むしろシーンとしているより安心だし、子守唄のようでした。ぐっすり快眠。
そして朝。
こういう風景は、車中泊でしか見られないよね。綺麗な朝焼けと、トラック!
なんだかすごく感動して、kazane号も記念撮影。綺麗な雲だ。
朝のコーヒーも車中で。
さあ、出発!
そうこうしていると、隣の駐車場で車中泊していた方が「ほう、いい車だね」とkazane号のキャンパー仕様を見に来ました。やっぱり顔が少年のよう笑。フェリーに乗って小樽に行くんです。というと、その方も小樽へ帰られるとか。フェリー乗り場への行き方、受付の仕方などなど色々と教えてくれました。感謝!
やっぱり情報は人から、です。
演奏の仕事をしているんです、から始まり、バンドネオンの説明をしたり、音楽の話をしたりですっかり仲良くなりました。
旅は出会い。大変な道中でも、勇気を出して人に話しかけたり、わからないことを尋ねれば、きっと教えてくれる。
「フェリーでは車に戻れないから、持って行く荷物を今から別にしておいた方がいいよ」ありがとう!
さあ、出発です。
ちゃんとフェリー乗り場にたどり着けるかな。頑張れ、kazane号と私!
つづく。